太平洋戦争が終結する前日の昭和20(1945)年8月14日、旧満州(現中国東北部)から引揚げ避難中の日本人の一団が、ラマ教寺院葛根廟(内モンゴル自治区)付近で、旧ソ連軍の戦車隊の襲撃にあい、1,000人以上が死亡した。生存者は百数十人にすぎないとされ、犠牲者の多くは女性と子供だった。「葛根廟事件」は、日本敗戦の混乱時に満州で日本人が遭遇した惨劇の中でも、最も犠牲者が多いものだったといわれている。

あの日、満州で何があったのか。事件の生存者、関係者のインタビューで構成したドキュメンタリー。

福岡インディペンデント映画祭2018「ドキュメンタリー部門最優秀作品賞」。60分短縮版が、第20回ゆふいん文化・記録映画祭で、コンペティション部門最高賞の「第10回 松川賞」、「映文連アワード2017 企画特別賞」を受賞。